実録!壮絶出産物語② ~出産当日~
10月12日(火)
この日でちょうど42週になるため、先生も何らかの決着をつけたい様子が伺えました。まぁ5日間もあれやこれやと処置をしても目処が立たないので当然といえば当然ですが。私も色々な意味で限界でしたし、切ることも想定しつつ、今日が出産日になることを覚悟して臨みました。




・6:00~
朝6時より陣痛誘発剤を2錠飲み、8時過ぎに点滴の促進剤に切り替え。前日の夜から入れていたバルーンを見るため内診。結局、子宮口が開いてバルーンが落ちることもなく、破水することもなく、ほとんど変化していないとのこと。ちょっと柔らかくなってるかなー程度だそうで、一度抜いて触診。子宮口広げますよーの声と共にあたたかいものが流れてきてびっくり。手で羊膜を破いて人口破水させたのでした。これが8時40分頃。人口破水と促進剤で本格的な陣痛をつけることに。ここからが本当の本当に激陣痛の始まりでした。点滴量はこの時点で200くらい。自然な陣痛の強さがどれくらいかわかりませんが、MAXの投与量が250なので、かなり強力な促進効果だったと思います。
・12:00~
徐々に陣痛間隔が狭くなってきて、12時頃には2~3分間隔に。旦那に背中をさすってもらいながら必死に耐えること2時間。13時過ぎには1分間隔の陣痛がきていて、もうそれは痛くて痛くて気が狂いそうでした。下半身が砕けそうな感じで、あまりの痛みに壁を叩きまくってました。それでも先生たちはなかなか様子を見にきてくれなくて、こんなに激痛なのにお産するにはまだ陣痛が足りないのかと思い、半べそかきながらひたすら痛みに耐えました。この時点で点滴量はほぼMAXの240。それはそれは痛かったです...。
・14:00~
この辺りからは痛すぎてあまり覚えてません...15時過ぎには意識も朦朧とし始めました。途中から赤ちゃんの心拍がうまく計れていなかったようで、主人が先生を呼びに行ってくれて、ようやく様子を見にきた助産婦さんが、赤ちゃんの心拍を確認したところ、心拍が急激に下がってしまい、慌てて先生を呼び出しました。心拍は少し持ち直したものの、1分間隔の陣痛が続いているにもかかわらず、まだ子宮口は5cm程度しか開いてなく、あまり変化がないとのこと。促進剤MAXなのに?破水もしてるのに?ますます意識が遠くなりました。これだけやって降りてこないのはちょっとおかしいですねと先生。赤ちゃんの心拍も下がり気味だし、このまま続行して下から分娩するのは冒険ですと言われました。この時点で子宮口全開とか、順調に降りてきてますとか、少しでも前向きなことを言われていたら、私もまだがんばれたと思いますが、これだけ長時間痛い思いをして努力しても、気が遠くなるようなことしか言われなかったので、私の精神力・体力ともにもう限界。先生に切ってくださいとお願いしました。
・15:00~
そうと決まったら先生や助産婦さんたちが一斉に慌しく緊急手術の準備へ。先生はあっという間に手術用のブルーの制服に着替えていて、まるでドラマのように色々な人が入れ替わり立ち替わり動いてました。陰毛とお腹の毛を剃られて、隣では主人がオペの同意書や質問事項にサインしていました。後から聞いたところ、はいといいえを3箇所くらい書き間違えたそうで(笑)、それだけ主人も慌しい展開にかなり動揺していたようです。両脇を助産婦さんに抱えられ、足はふらふら、引きづられるように手術室へ。主人が手を振って「がんばれ」と声をかけてくれたのははっきり覚えています。
・いよいよお産へ
緊急帝王切開の場合、縦に切るのが一般的らしいですが、先生はとても腕が良いらしく横に切ってくれました。首から上は何となく意識があるので、お腹のあたりで処置をしているのはわかるのですが、やっぱり大きかったせいか、なかなか頭が出てこない...。しばらくして「頭見えましたよー」の声で、堰をきったように大号泣。そこからもなかなか引っ張り出せず、取り出した途端、先生や助産婦さんたちが一斉に「大きい!」と歓声?(笑)があがりました。「はい、産まれましたよー!」の声にさらに号泣。しかし、うぶ声が聞こえない。赤ちゃんに何やら管のようなものを口に入れて、ふがふがと吸い込んだ音がしたと同時に、何となくですがうぶ声が聞こえたような気がしました。「15時50分、元気な男の子ですよ」と、私の顔の近くまで持ってきてくれて、やっとやっと我が子と対面することができてさらに号泣。号泣し過ぎて、赤ちゃんが大きいのか小さいのか何色してるのかどんな顔してるのか全く見えなかったけど、長かったお産がやっと終わったことへの安堵と、無事に生まれてきてくれたことに号泣していたように思います。この瞬間をどれほど待ちわびたことか。誰よりも先に自分の胸に抱きたかったのに、あっという間にどこかへ連れていかれてしまいました...。あとから主人に聞いたところ、一際大きな声で泣いている赤ちゃんがいるなーと思っていると、自分の子だったとのこと。身体も大きければ産声も人一倍大きかったみたい。あれだけ苦しい思いをさせたのに、よくぞ元気いっぱいに産まれてきてくれました。立派なもんです。

手術を終えて、担架に乗せられたまま部屋へと戻るときに、主人と母親が見送ってくれたのですが、二人とも泣いてました。特に主人は号泣していたようで、それを見て私もまた号泣。あとで聞いたところによると、運ばれているときにずっと「いたーいいたーい」と唸っていたそうで...。手術自体の痛みではなく、それまで無駄に陣痛をつけ過ぎたせいで、痛みの余韻が残っていたのかなと思います。でもそれだけ痛かったんです、本当に。あの陣痛の痛みはもう2度と味わいたくない...。とにもかくにも、6日間もかかった壮絶出産でしたが、母子ともに無事に出産を終えることができました。

手術後がこれまた、嘘のような本当にあった怖い事件が起きました。③へ続く....
[PR]
by meglog1224 | 2010-11-26 23:10 | 出産


<< 実録!壮絶出産物語③ ~出産を... 実録!壮絶出産物語① ~入院か... >>